No13 LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

今回は2016年に大ヒットしたライフシフトです。2017年に読んだ本では一番面白かったです!
 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
リンダ グラットン アンドリュー スコット
東洋経済新報社
売り上げランキング: 18
私たちはいま途方もない変化のただなかにいるが、それに対して準備ができている人はほとんどいない。(中略)その大きな変化とは、長寿化の進行である。(中略)今先進国で生まれる子供は、50%を上回る確率で105歳以上生きる

私の年齢に近い今20歳のケースでも半分近くの人が100歳まで生きるだろうとのことです。嬉しい反面、
・できる限りギリギリまで仕事を引退しない覚悟
・労働に頼らない収入の確保
・熱中できる趣味
・できるだけ幅広い友人
を作る意識が必要になりそうです。
25p

代わって登場するのがマルチステージの人生だ。たとえば、生涯に二つ、もしくは三つのキャリアをもつようになる。まず、金銭面を重視して長時間労働を行い、次は家庭とのバランスを優先させたり、社会への貢献を軸に生活を組み立てたりする。

筆者はこれをポジティブな変化と捉えていますが、こういうことが容易に出来るのは相当優秀人だけで多くの人はこなすべきタスクが増えることに怒りや苦しみを覚えるだけな気もします。たとえ仕事が定時に終わったとして、そのあと副業になり得るレベルの趣味をこなしている人は今どれだけいるでしょうか。。
 69p

私長寿化に関連して最もよく論じられている経済問題は、とくに先進国で公的年金が財政面で持続困難になりつつあるという問題だ。

ここでは年金の持続性がテーマとして取り上げられ、日本が課題の筆頭としてされていました。もう絶望感しか感じませんね。働く人10人で老人7人を支えるなんて絶対無理でしょう。遅れて年金制度を導入しだした発展途上国は積立方式を採用しているようで先進国はこれから地獄の苦しみを味わうことになりますね。

92p

高齢化が経済に及ぼす影響は大きい。

日本でも介護施設を運営するチャームケアなどは実績が拡大し続けており、株価でもきちんと評価されていますね。バフェットなどの著名な投資家が投資している高齢化関連の銘柄がないか確認してみようと思います。

参考:チャームケアの株価推移

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97P

都市で暮らすこと、とりわけいわば、「スマート・シティ(賢い都市)」に住むことを望む人が増えているのだ。

私は不動産投資にも興味があるのですが、今後はますます郊外と都心の格差が広がり、特に裕福な外国人のマネーが流入する可能性のある六本木、銀座などはさらに上昇する可能性が高いと考えています。

124p

ITか自分のスキルの価値が落ちてきたとしても、そのスキルを売り、別のスキルを買うわけにはいかない。そのため、無形の資産への投資は慎重におこなう必要がある。

自分がこれならどのようなスキルを身につけるべきかはこれがあるが故に非常に重要かつ難しい問題です。例えば少し前は外資系金融機関向けのスキルがもてはやされましたが、リーマンショック以降はAIなどに代替される可能性が著しく高まっており、人気や激務、就職難易度に比べて割に合わなくなってきていると思います。

198p

どこでも通用するスキルを職場で習得しようと思えば、それを支援してくれる企業を見つけなくてはならない。(中略)従業員の能力開発を支援する意志と能力がどの程度あるかは、会社によってまちまちだからだ。

不動産市場同様、企業の人気も格差が広がり続けることでしょう。そのとき組織の幹部候補は新卒採用、中途は例外を貫く日系企業はますます辛くなると思うのですが、さてどうでしょうかね。。

207p

(筆者が描くモデルケースの一人である)ジェーンは37歳で長女のリリーを、2年後に長男のカルロスを出産する。

私は基本的に本書の主張に賛成していますが、筆者は高齢化を少しポジティブに捉えすぎている面があり、ここはその典型的な記述ですね。37歳で初産、39歳で2人目というのはあまりに楽観的だと思います。

275p

市民が犯しがちな(株式投資の)誤りのパターンがいくつかあるという。
第一は、株式への投資が少なすぎること。
第二は、株式投資をする際に、「局所バイアス」の影響を受けやすいこと。
第三は、勤務先企業の株式を保有しすぎること。
第四は、値上がりしている資産を売却し、値下がりしている資産を保有し続ける傾向があること。
第五は、投資資産を放置しがちなこと。

要はS&P500に毎月リスク資産の一定額を投資し続けなさいということですね。非常に単純ですが、これに勝てる投資方法はなかなかないのではないかと思います。

 

実践したいこと
・できる限り長く楽しめる仕事を見つける
・労働収入意外の収入を確保する(うち、1つは
S&P500に投資する株式収入)
・熱中できる趣味を複数見つける
・幅広い友人を作る

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